本日も◯◯でシアワセです~

居心地よく感じたこと、手に入れてよかったもの、ちょっと得しちゃったことなど

PET検査を受けました。完全再現してみます。(PET-CT検査の体験談)

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以下は、僕が体験したPET検査です。
(PET-CT検査)

なお、病院検索と予約については、

MRSO(マーソと読みます)

人間ドックのここカラダ

の2つを利用しました。どちらも無料です。

日本最大手の人間ドック・がん検診予約のサイトなんですよ。

では、できるだけ忠実に再現してみます。

当日の検査予約時間は午前9時でした。

 

ところで、「そもそもPET検査って?」って人はこちらをまず先にお読みくださいね。

   

午前8:40

●病院到着

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●事前に郵送された書類などを提出

①問診票
  胃カメラなどの検査履歴
  喫煙・飲酒の習慣 他 簡単な質問

②同意書
  PET検査の有効性、安全性の理解
  匿名での検査結果の画像利用など

③検便
  2日分の採便キット
  綿棒サイズの採便用の棒に便を付けて
  漏れない専用ケースに入れます

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●トイレを済ませる
●検査着に着替える
●検査のおおまかな流れの説明を聞く

項目 時間
1. 採血 10分
2. 検査薬投与  5分
3. 安静 40分
4. PET-CT検査 30分
5. 軽食・休憩 40分
6. もう一度PET検査 30分
7. 診断結果・説明 20分
8.会計 15分

お会計まで入れると約3時間。

「8割の方が軽食後にもう一度PET検査をします。あらかじめお伝えしておきますので心配しないでくださいね。より診断精度を上げるためです。」

とのこと。
なるほど、安心できそうです。いい印象を持ちました。

 

午前9:00

●身長、体重、体脂肪を測定

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午前9:20

●血圧を測定
●血糖値を測定

看護師さんが右手中指の指の腹にプチッと測定用の針を指し、出てきた血液を測定器で吸い取りました。痛みは、さほど感じませんでした。

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●採血

右腕の肘の内側の血管から血を採りました。針の太さは特に太いという印象はありません。一瞬チクッとしただけ。
ガラスの試験管(薬用リップくらいの大きさ)4本分、取られました。

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●検査薬を体内に投与

看護師さんが採血の針をそのまま抜かずに検査薬の注射器に繋ぎました。なので痛みもありません。注射器には、赤いワイン色の液体の検査薬が入っていました。
検査薬の量はコーヒーに混ぜるフレッシュ2個分くらい。
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注射器を繋ぎ終えると、看護師さんは少し席を外しました。

ん?

腕に注射器は刺さったまま。検査薬はまだ注射器の中です。

ところが!

ゆっくりと検査薬は自動注入されました!

自動?ですか。ちょっと変わった注射器だなと思っていたんですよ。スゴイ!ですね。

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今思えば、検査薬による※被ばく防止のため看護師さんが退避したのかもしれませんね。席を外す説明は特にありませんでした。
検査薬はゆっくり3分くらいかけて体内へ注入されました。
特に気分も悪くなったりしませんでした。
※説明は別に書きますね。

 

 

午前9:30

●約40分間、安静に過ごす

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検査薬投与後、すぐに2畳くらいの薄暗い部屋へ連れて行かれました。スマートフォンもテレビも禁止です。

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なるべく動かないようにとのこと。動くとその部分の筋肉に検査薬が集まってしまい正しく診断できない、との説明がありました。

部屋にあるのは、以下の3つだけ 。

 ①リクライニングチェア
 ②布団
 ③ペットボトルの水 500ml

「水は飲めたら1本飲んでください」

と言われました。

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時々水を飲んだり、ウトウトしたりしながら時間が経つのを待ちました。
水はたくさん飲んだ方がいいです。検査直前にトイレに行くよう言われますし、膀胱に検査薬が貯まっていると検査の画像に影響があるようです。
でも結局、水はペットボトル半分くらいしか飲みませんでした。

午前10:10

●看護師さんが部屋に呼びに来る
●検査直前のトイレを済ませる
●PET検査開始!(まずはCT検査)
PET―CT検査室に入るとこんな装置があります。

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あとは検査技師さんの指示どおりにします。

「まずCT検査からやります」

「このベッドに、両手はバンザイしたまま寝てください」

Vの形の凹んだ枕に頭を載せます。
お、しっくりきます。

「画像がブレないように体を固定します」

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重めの布団らしきものが体の上に載せられ、さらにベルトで2箇所を固定。
(拘束衣で縛られているような状態 笑)

両手も頭の上で弱めにベルト固定。
(手を抜こうと思えば抜ける程度)

「アナウンスに従って息を吸ったり止めたりしてください」

上記のイラストのようなベッドが診断装置のトンネルを計5回ほどゆっくり行きつ戻りつ、止まったり動いたりして撮影していきました。

腰のあたりから始まって徐々に上がりながら頭部までを撮影します。
撮影時の音は特には気づきませんでした。

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撮影中に女性の声の自動音声が流れます。
「息を大きく吸って、止めてください」
・・・約20秒後
「楽にしてください」

このアナウンスは合計4回だったと思います。

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診断装置は長さ50cmくらいなので、腰のあたりを撮影しているときは頭がトンネル装置から出ています。ですので圧迫感は感じませんでした。
トンネル内も明るく不安になることもありません。
狭いところが苦手な人もおそらく大丈夫だと思いました。
CT検査は7、8分くらいでした。

午前10:30

●続いてPET検査

CT検査もPET検査も同じ装置で画像診断できるので、そのまま寝ているだけです。 

ただ、腕の位置だけが違いました。

  CT検査 → バンザイ状態
  PET検査 → 両手をお腹の上

一旦固定ベルトと重い布団をほどいて、再度両腕も一緒に布団とベルトでくるまれて固定。

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しばらくして室内のスピーカーから検査技師さんの声で、
「今からPET検査を始めます。検査時間は約16分です。検査の半分が終わったら8分とアナウンスします。」
そして、またトンネルを止まったり進んだりしながらくぐり抜けます。
PET検査の撮影時の音は、まったくなし。CT検査より静かでした。いつ始まるのかなぁと思っていたのですが、とっくに始まっていたみたいです笑。
PET撮影中の自動音声の内容も先程とほぼ同じでした。違いは以下のとおりでした。

  CT検査 → 息を吸って止める
  PET検査 → 息を吐いて止める

この呼吸についてのアナウンスは合計5回、つまり体を5分割して撮影したってことですね。
1箇所の撮影が約3分くらいでしたから、
5分割×3分=約16分
なるほど。

 検査の撮影が終了すると、検査室のドアが開いて検査技師さんが入ってきました。

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「おつかれさまでした。検査は終了しました」

とベルトと布団を外してくれました。
両方の検査とも痛みも不快感もまったくナシ。
ただ寝てただですから、当たり前ですね笑。
検査室を出ると案内の方が、

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「この後、軽食と休憩を取っていただき、もう一度PET検査を行います」
とのことでした。

午前10:50

●軽食と休憩
豪華なVIP室に通され、しばらくすると軽食が運ばれてきました。

 サンドイッチ8切れ
 スープ、サラダ
 リンゴ・ぶどうの盛り合わせ
 紅茶

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お腹が減っていたのでサンドイッチの6切れとスープとフルーツを食べました。
飲食後、PET検査だけもう一度やると言うことは、食事を摂ってもPET検査はできるということなのでしょう。

午前11:10

●検査の速報結果
食事を終える頃、先程とは違う検査技師と思われる方が部屋に来て検査の速報結果を教えてくれました。

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「特に異常なしと思われますが、やはりもう一度PET検査を行いましょう」
良かった!ホッとしました~。
「血液検査も今時点で結果が出ているものは、すべて正常でした」
ますます良かったです。
その他にも、僕が記入した問診票を見ながら丁寧にお話をしてくれました。
膵臓ガンの家系であることや日ごろの体調で気になることも相談しました。

午前11:40

●2回目のPET検査

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室内のスピーカーから検査技師さんの声で、
「2回目はちょっと長くて約20分です。半分の10分が過ぎたら、またアナウンスします。」
手順はほぼ同じですが、1回目と違うところが2つ。

① 両腕の位置
1回目→両腕を下ろしてお腹の上に両手を置いたままベルト固定。
2回目→両腕を上げて頭の上でベルト固定。

② 検査撮影時間
1回目→約16分
2回目→約20分

実は、2回目の計測中に寝てしまいました笑。

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2回目のPET検査も無事終了。

 

午前12:00

●着替え
●医師による診断結果の説明

この時初めて医師に会いました。インカムを耳に装着した女医さんでした。

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PET画像とCT画像の両方をモニター画像(フルカラー)で見ながらの説明を受けました。大腸から順番に胸あたりまで下から上へと順番に見ていきます。

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自分の体の輪切り画像をミリ間隔(確か5ミリだった)で見ました。
先生がパソコンのマウス操作でゆっくりスクロールしながら解説をしてくれました。

例えば

「大腸はこの部分ですが、まったく怪しいところはないですね。便もないので空っぽです」
「ここが膵臓ですが、ここには検査薬の反応がないので問題ないですね」

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さらに画像だけでなく、血液や便の検査結果もお話してくれました。
時間的に計20分くらいは説明してくれたと思います。とても丁寧で信頼できると感じました。

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また、今日の検査の正式な診断結果と診断画像(CDでのお渡し)は、後日(約1ヶ月後)、郵送で送られてきます。先生は、後ほどもう一度画像を見直して診断結果を書くとのこと。今日の説明は、取り急ぎのもので検査を受けた方にいち早く結果をお伝えするのが目的だそうです。

午前12:30

●会計
クレジットカード払いができますのでカードで一括払いしました。
領収書も発行されました。

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以上です。いかがでしたでしょうか。少しは不安が解消されましたでしょうか?

検査後の感想

僕自身としては、PET検査はほとんど苦痛もなく受けることができて満足しています。費用はとても高かった(相場は約10万円~)のですが、結果には本当に安心しました。迷っている人にはPET検査の受診を是非勧めたいです。

僕が検査を受ける決心をしたのは、

「もし、今、検査費用が高いという理由でPET検査を受けずにガンを見過ごしていたら、あとで悔やんでも悔やみきれない」

という思いからです。

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受診するまでには「本当にこの検査、必要なのか?」「やっぱり止めちゃおうかな?」という迷いもあったのですが、今ではとてもスッキリした気持ちで毎日を過ごせています。
何よりこの安心感は自分だけでなく家族とも分かち合うことができました。
前向きな気持ちになりましたし、あらためて健康そのものにも感謝をしました。

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これから「元気な健康体のうちにやりたいことをやろう」と思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

なお、今回PET検査を受けるために検診病院紹介サイトのMRSO(マーソと読みます)人間ドックのここカラダを利用しました。

現在のところ、この2つのサイト以上に充実したものはありません。

どうやって病院を選べばいいか分からない人は、この2つから選べば間違いないです。

どちらも無料なので一度覗いてみてくださいね。

 ●全国の病院施設の情報
 ●検診プランの内容や値段
 ●病気の解説

など、とても充実しています。

結局僕の場合、実際の予約はMRSOでやりましたが、とても満足しました。

(たまたま家から近い病院がMRSOに載っていたため)

実際に利用しましたので、自信を持って安心しておすすめできます。

 

日本最大級の人間ドック・がん検診予約2大サイト

MRSO(マーソ)

 

人間ドックのここカラダ

 

以上、PET検査の体験談でした。


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eight88hiro.hatenablog.com